【第70回】安田記念 新旧桜の女王対決はグランアレグリアに軍配!

記事:渡部庄治 写真:山田暢大

絶対女王の快挙を阻む新女王の走りグランアレグリア、安田記念制覇!

春のマイル王決定戦、第70回安田記念が7日東京競馬場で行なわれ、池添謙一騎手騎乗の3番人気馬グランアレグリアが、道中の中団待機から最後の直線、早めの仕掛けから力強い脚で一気に抜け出し、猛追するアーモンドアイを2馬身半振り切って快勝した。

70回の記念大会となる今回は、全出走馬14頭中10頭がGⅠ馬という豪華メンバーの中で行なわれた。中でも注目されたのは絶対女王アーモンドアイ。ここを勝てば史上初の通算GⅠ勝利数8勝という快挙となる為、否が応でもファンの期待は高くなっており、単勝倍率は1.3倍という圧倒的なものとなっていた。ただ相手もさすがにGⅠ馬。昨年3着の雪辱に燃える絶対女王を返り討ちにすべく気合が入っているインディチャンプ。世代交代を目指す現4歳馬のグランアレグリアやアドマイヤマーズなど、それぞれの出走馬がそれぞれの思惑を持って、打倒女王を目指してここに臨んで来た。

そんな中レーススタート。ゲートが開いて、大外からダノンスマッシュが飛び出していく中、注目のアーモンドアイはスタートで後手を踏んでしまい。中団よりやや後方辺りでレースを進める事になってしまった。一方対するインディチャンプはその女王をぴったりマークする形を取り、4歳馬のグランアレグリアやアドマイヤマーズはアーモンドアイよりも前目の位置で競馬を進めた。ただ前半半マイル45秒7というペースの中、女王にとってはこのスタートの後手が後々まで響いてしまう事になり、他馬にとってはその位置取りが明暗を分ける形となった。

道中なかなか前が開かず、良いポジションを取ることが出来なかったアーモンドアイはコーナーを回りながら馬を外に出し、そこからゴーサイン。そこからは上がり33秒9の脚で一気に先頭を捉えようとした、本来ならこれだけの競馬が出来れば、8冠達成も目前だっただろう。ところが結局のところ道中の位置取りが後ろ過ぎてしまった為、トップまでは届かず2着まで。通算GⅠ8勝の大記録は次走以降にお預けとなった。

一方、この大舞台で最高のポテンシャルを出したのが、4歳牝馬のグランアレグリア。アーモンドアイより終始前目でレースを進めていた彼女は前が塞がる事を嫌って馬群の外を回りながら直線へ。そこからはまさに彼女の独壇場。絶対女王をも凌ぐ上がり33秒7というメンバー最速の脚を見せて、早々に前を交わして先頭に立つと、そのまま後続に影をも踏ませぬ走りを見せて優勝した。それは昨年勝った桜花賞の時から、実に16kgも馬体を増やしての快勝劇となった。

勝ったグランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライという血統。彼女としては約1年2か月ぶりのGⅠ2勝目を達成し、見事世代交代を達成したようにも見受けられたが、今レースを振り返ると、2着アーモンドアイから6着のアドマイヤマーズまで、いずれも東京の芝マイルGⅠを制した事のある馬が上位を独占する形となった。

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